マンデラエフェクトと陰謀論

Twitter上でマンデラエフェクトを言及なさっている方々は不思議なことに、陰謀論をベースに持っている人が多いのだが、確かに汎神論的な世界から捉えると、そもそも前提として創造主の実在という結論には神学構造上至り得ない(仏教のように無神論に帰結せざるを得ない)ので、確かに「誰か」が世界を動かしているのだと見えるのは当然のことだし、その動きが陰謀のように見えるのは確かにそうなのだろうと思う。実際にこの世界は全知全能の創造主が造った世界だからね。
この世界のリアリティの裏側には、創造主と、それを裏切ったサタンを長とした悪の諸霊がいることは確かだ。
サタンはもともと神の被造物であって、天使のリーダーであったが、その後1/3に天使とともに堕落し、悪霊を率いる存在になった。創造主はもちろんのことながら、サタンや悪霊も実際に存在していて、被造物こ世界であるこの世に大きな影響を与えている。
ただしばしば間違えやすいのだが、聖書の世界は善と悪の戦いの歴史ではなく、そもそもサタンは神の被造物であり、のちに悪に堕落した存在であるということ。そして主イエスキリストの贖いによって、すでにサタンはイエスキリストに敗北している(完了形)ということ。創造主と同一の神である主イエスキリストの御名においてサタンや悪霊はもはやなんの影響力も持ち得ないというのが、聖書の神学の基本構造になる。
しばしばあげられるフリーメーソンやイルミナティという存在も、ようはこのサタンの影響下にあるグノーシス主義の群れのこと。フリーメーソンは実在するし、その背景的神学は基本的にグノーシス主義に基づいている。グノーシス主義は三位一体の構造は取らず、必ずイエスキリストよりも高い権威性を持った神をその上に置くという神学構造をとる。現代神智学においては、イエスキリストとはマイトレーヤ (弥勒菩薩)であり、その上にサナトクマラという神的存在を置く。しかしこれこそが悪魔の策略で、サナトクマラというのがつまりサタンであるわけだ。そしてグノーシス主義では、人間こそ神になる存在であると説く。
グノーシス主義と、キリスト教との対立は、何もいまに始まったことではなく、初代教会の時代からずっと存在してきた構造だし(シンクレティズム対一神教の構造)、完全信仰義認の教理(キリスト教)か、人間のいさおに頼った自己義認の教理を取るか(フリーメーソン/グノーシス主義)による神学的な対立構造が根本にはある。しかしこれは聖書のみ言葉によって、すでにエデンの園における知恵の実を食べろという蛇の誘惑で、明確に言及されている。グノーシス主義が、蛇のシンボルを多用するのも、まさに霊的なルーツがサタンにあるから。これは別に2000年以上ずっとキリスト教界の中では割と当たり前の歴史的事実。
日本人が聖書の世界を知らないのと、仏教や神道に基づく汎神論的な世界認識を持っているからこそ、陰謀論的な世界観が、非常に新しく感じるのだと思う。

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